【事例紹介】『まだ、死んでない』— 新レーベルの第一歩をお手伝いしました
このたび、弊社のお客様である 株式会社 清文社 様 が新レーベル[Good-rain Library]を立ち上げられました。
「春夜喜雨」という五言律詩の冒頭「好雨知時節」から一冊一冊真摯に取り組み、読者の心を潤すような本を発刊したい…との願いを込めて本を世に送り出す文芸レーベルです。
https://grl.skattsei.co.jp/
その第一弾として刊行されたのが、作家・中村うさぎ氏 9年ぶりの書き下ろしエッセイ集『まだ、死んでない』。弊社では本作について、組版 → 印刷 → 製本 → 電子書籍制作 までの工程を一貫してお手伝いしました。
本作には、著者が自身の闇や葛藤と向き合いながら紡いだ静かで凛とした全7章・33編のメッセージが収められています。鋭い言葉の奥にある温かさが、ページをめくるごとに静かに胸へ染み込む1冊です。

本が「著者の言葉を読者に伝える」という最も重要でシンプルな役割を果たすために、編集者とデザイナーは書体から用紙に至るまで細部にこだわります。その中心にあるのは著者の言葉が宿った文字です。可読性の高い書体、飽きのこないレイアウト、目に優しくしっかりと文字を映す本文用紙など、そのどれもが「文字を読む」ことに向けられています。こうしたこだわりの積み重ねが1冊の本を生みだします。
今回お手伝いした作業を通じて、著者・編集者・デザイナーそれぞれが思い描く表現をひとつひとつ丁寧に形にしていきながら無事に完成を見届けることができました。
電子書籍:リフロー型(Kindle版)

電子書籍では、紙面の余白の“空気感”を損なわないよう、リフロー型で制作をしています。
大村印刷として新しい第一歩に携われたことを誇りに思い、今後も出版社様・著者様とともに、読者の心へそっと寄り添うような本づくりを続けてまいります。
紙の力、言葉の力を信じるすべての人へ。